ヨーロッパ各地のDJ、アーチストに絶大な支持を誇り、NIGO、Tiga、The Kills、モーリス・フルトン、スーパーグラス、モーチーバー、ハード・
ファイ、ジャスティン・ローバートソン、そしてプレイグループなどの膨大なリミックス・ワークスの実績、常に新しいサウンドを求めて前進するチキン・リップスのアンディとディーン。ジョニー自身の日記とも言えるまじめだけど笑える!彼からのメッセージだと、絶賛されるヴォーカルを加えた今回のアルバムは、リミックスに4ヶ月、制作期間1年という、”Making Faces”は、チキン・リップスの渾身の3枚目となった。
イギリスはスタッフォードをベースに活躍する、ディーン・メルディスとアンディ・ミッチャムは1999年にキングサイズ・レコーズと契約し、チキン・リップスを結成。2005年、この3枚目より、アドリフ・レコーズに移籍。次々とダブ、エレクトロ、ディスコ、ハウス、ファンク、そしてソウルから引き出された彼ら独自のカテゴライズ不能なサウンドを送り続け、多くのDJ達を魅了し続けている。最近では、80年代のエレクトロ復活のきっかけである、ニューヨーク・エレクトロ・ディスコの先駆者となった。また、K7!から、60年代から現在までにそれぞれが影響を受けたバンド、プロデューサーをセレクションし1枚にまとめた、”DJ KICKS”は、世界中のダンスフロアにチキン・リップスを招くことになる。
スタジオ・ワークがアンディとディーンなら、彼らの新しいサウンドを世界中のダンスフロアに届けるパートナーは、DJスティヴィー・フェラ・コティ。彼は、日本をはじめ、世界各地でのDJプレイを通し、チキン・リップスを広める伝道師であり、その街で面白かったサウンズや最新情報を2人のスタジオに届ける長年の親友でもある。そして、ソングライター、ヴォーカルとして、スペインからヴォーカルのパートをスタッフォードに送っていたという、スペイン在住のジョニー・スペンサー。ヴォーカルには、もう一人、女の子が参加している。彼女は、TWIGGY (ツウィギー)、スペインと日本のハーフ。スペインの発音で英語を喋っているように聞こえるのが魅力。
今回のチャレンジはヴォーカリストと作業をし、タイムレスなモノを書くことが大切だったと、ディーンが言うように、3年ぶりのアルバムになるが、その間、NIGOとBENTLEY RHYTHM ACE (ベントリ−・リズム・エース)のリミックスのほか、様々なリミックス・ワークスをてがけた分、期待以上のトラックとなった。
プロデューサーのディーン、独学で大体の楽器は弾けるというアンディの2人、Chicken Lipsに加え、DJスティービーとジョニー、それぞれの分野での才能を活かした最新アルバムはヨーロッパ・リリースも決定している。
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