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Photo by Akiko Kano
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Chicken Lips

スタッフォードをベースに、ディーン・メルディスとアンディ・ミッチャムには、間違いなく最先端の音楽を育て上げてきたというヒストリーがある。Bizarre Incにより、二人は早期のアシッド・ハウスそして、レイブ・カルチャーを極め(そして、3つのUKトップ・テンにおいてクロスオーバーする素質を見せつけた)、そして、チキン・リップスとして、今では旬となったパンク・ファンク、ニューディスコ、そしてエレクトロ・ハウスシーンを定着させるきっかけともなっている。
1999年、アンディ・ミッチャムの別名、サー・ドリューの本拠地となるキングサイズ・レコーズと契約。90年代半ばにアシッド・ジャズが廃退し生まれたアトレティコ・レーベル以来のことだ。(ディーンもまたサイケデリアスミスの音源をレコーディングしていた頃) 二人は再結成し、チキン・リップスが誕生した。
“Big Legs” 、 ” Git Back” 、 ” Shoe Beast” と名付けられた EP は、二人の無礼なまでのユーモアセンスだけでなく、ライブとエレクトロニック・サウンズを組み合わせることで、彼らは愛情を表現した。これらのリリースは Pete Tong からジェームズ・ラベルまで誰からも指示され、 2000 年に彼らのデビュー LP “Echoman” がリリースされる前に、チキン・リップスは完全に世に飛び出ていった。
2枚目のスタジオ・アルバム、 ”Extended Play” は、 2002 年に続き、再び革新者として注目される。リッチなディスコとダブ・バイブのコンビネーションは、当時としては全く新しいサウンド。これら 2 枚のアルバムに加え、シングル、そしてもう 1 枚、 “He Not In” の間で、どうしようもなく押さえきれないほどに次から次へと出ていく。ゆっくりと、しかも広範囲に渡り、変わらない賛歌となり、 DJ たちに支持されていった。巨大なリフとふんぞり返ったビートが 80 年代のエレクトロ復活のきっかけとして広く認められているのが、ニューヨーク・エレクトロ・ディスコのスタイル。彼らのトラックもアンダーグランドで大ブレイクし、大成功をおさめたスミルノフ・ウォッカの広告キャンペーンへのサウンドトラックでスクリーンにも登場した。
常に前進し、決して振り返らず、栄誉に留まることなく、ディーンとアンディは、成功には見向きもせず、最も重要だと言う、彼らの音楽をこつこつと作り続けた。彼ら自身の作品を除いて、 “heads down” という仕事のやり方は、他のアーティストのリミックス・ワークによく現れている。リミックスしたアーティストとして少しばかり名前をあげると、 Tiga 、 The Kills 、モーリス・フルトン、スーパーグラス、モーチーバー、ハード・ファイ、ジャスティン・ローバートソン、そしてプレイグループ。チキン・リップスの広がるキャリアだ。この地球上で、最も人気者で、オリジナル・ミクサーのデュオのひとつとして追求しながら。
スタジオ・ワークは十分でなかったとしても、チキン・リップスのコラボレーターであり、親友のスティービー ・フェラ・コティは、チキン・リップスの DJ として参加している。毎週、毎週、コティーはチキン・リップスのダンスフロア・サウンズを世界中のオーディエンスに届ける一方で、絶えずスタジオ仲間に、吸収し、変化させ、よりカッコよく(ほとんどの場合)!するための新しいサウンドを送り続けている。

ディーンとアンディは、ソロ・プロジェクトにも制作を続けている。エンペラー・マシーンのアンディ、そしてホワイト・ライト・サーカスをもつディーン、そして、期待どおり、両方とも完璧なプロデューサーとミュージシャンを想像するような、クオリティと新しさが染みこんでいる。

キングサイズ・レコーズで、長い間 A&R を務めたジュリアン・シャイの離脱後、チキン・リップスはスペインをベースにするジョニー・スペンサーをヴォーカリストとしてフューチャーする、 3 枚目のスタジオ・アルバムから、アドリフト・レコーズに移籍している。
ダブ、エレクトロ、ディスコ、ハウス、ファンク、そしてソウルというオール・ジャンルに数多く影響を受けながら、引き出された彼らの音楽をもっても、まだ、新鮮で退屈しないサウンドを作り出そうとしている。チキン・リップスが次に持ってこようとしている何かを推測することは不可能だが、それがクオリティあるものだということは言っておきたい。

DISCOGRAPHY
Chicken Lips  "Making Faces"
Chicken Lips "Making Faces"
パンク・ファンク、エレクトロ・ディスコ、そしてエレクトロ・ダブハウスシーンをアンダーグラウンドに放ったチキン・リップスの全曲ヴォーカル入り最新作!ヴォーカルには、スペインをベースにするジョニー・スペンサーを迎え、ロックとレゲーにもインスパイアーされた最新アルバム、ヨーロッパ発売に先駆け、日本先行発売決定!
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