トミー・ゲレロ、レイ・バービー、マット・ロドリゲス... 言わずとしれた、スケートボード・レジェンドが作り出した奇跡のプロジェクト---それがこのブラックトップ・プロジェクトである。
雑誌「Slap magazine」の企画のために始まったこのプロジェクトは、音楽のルーツをたどり、スケーター3人がメンフィスからシカゴへと旅をして、その旅の中で生まれる音楽を、そのままに記録として残していくというもの。 |
トミー・ゲレロ
言わずと知れた西海岸ストリート・カルチャーのカリスマ、トミー・ゲレロ。80年代に伝説の「ボーンズ・ブリゲート」の最年少メンバーとして彗星の如くストリートシーンに登場。ファッション/サブ・カルチャーまでをリンクさせ、感度の高い若者たちから圧倒的な支持を得ている。
ジャック・ジョンソン、 ドノバン・フランケンレイターらと並び、現在のアメリカのシーンにおいて、真のストリート・ミュージックを体現するアーティストとして確固たる地位を確立。盟友トーマス・キャンベルが運営するgalaxiaから"Loose Grooves and Bastered Blues"をリリースしたのち、UKのMo'Waxよりリリースした"A Little Bit Of Somethin'"は、クラブシーンからも圧倒的な評価を受け、一躍Tommyは「現代のウエスト・コースと・ミュージックのスーパー・スター」へと 躍進することになる。
2003年には、Lyrics Born (QUANNUM PROJECTS)をゲストに迎えた"Soul Food Taqueria"をリリース。2005年にはトミーの新機軸を打ち出す傑作"Year of the Monkey"を発表。同2月には日本初のサーフ・カルチャー・フェスティバル"The Greenroom Festival"で大トリをつとめ、3000人を超える観客を魅了した。また、同年8月には、SUMMER SONIC 05へ出演。ビーチステージのヘッドラインをつとめる。
シンプルでありながら革新的な彼の音楽は、ダークで乾いた空気と爽快さとがミックスされたまさにサウンド・エキスペリエンス。トミー・ゲレロのソロ名義以外にも、Jet Black Crayonといったユニットでも活動している。 |
レイ・バービー
トミー・ゲレロの盟友であり、現役のプロ・スケーターでもあるレイ・バービー。トーマス・キャンベルの主宰するgalaxiaよりEP"Triumphant Procession"をリリース。UNGLY DUCKLINGとの共演などを経た後、「スプラウト」のサウンドトラックにも楽曲を提供し、また2005年2月に横浜で行われた"The Greenroom Festival"にも出演。サーフカルチャーとの交流も深い。
2005年7月に発売された初のフルアルバム「In Full View」では、さらにそのメロウな世界観を増幅させ、多くの人の耳に心地よいサウンドを届けることとなった。
レイドバックしたアコースティックなギターサウンドと緩いリズムが織りなす様は、まさに今の西海岸の空気を表している。 |
マット・ロドリゲス
自身のスケートボードブランド、I-PATHのメンバーとして、現在もプロのスケードボーダーとして活躍中のマット・ロドリゲス。トミー・ゲレロやレイ・バービーらと同じく、10代の頃からプロボーダーとして活動をする傍ら、音楽に熱中し、自ら音楽を作り続けている。スプラウトのサウンドトラックに、このThe Blacktop Projectのメンバーで参加。 |
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